・海外のメディア×コンテンツ市場の規模、推移と動向
・日本のコンテンツの進出動向
今回、株式会社ヒューマンメディアから発表された「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2023 Vol.16【速報版】」によると、2022年の日本のコンテンツ市場規模は14兆6,786億円となり、前年比4.3%増となりました。
オンラインコンテンツはパッケージソフト全体の規模を超え、放送全体の規模に迫っており、オンライン広告も2021年にテレビ、ラジオ、新聞、雑誌の広告の合計を上回り、2022年もその差を広げました。
また、2021年に海外のコンテンツ市場で最も規模が大きいのはアメリカで、57兆3,102億円となり、中国が27兆2,191億円となっています。
2021年はオンラインの拡大が顕著で、米国ではオンライン市場(オンラインコンテンツとオンライン広告の合計)がコンテンツ市場の過半を突破し、中国は66.02%で既に過半を超えています。
日本コンテンツの進出においても好調で、2021年、北米での日本のマンガの売上は2.7倍となり、仏でも日本のマンガの売上が約400億円以上となりました。
今回、株式会社ヒューマンメディアから発表された「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2023 Vol.16【速報版】」によると、2022年の日本のコンテンツ市場は、前年から引き続き拡大したことで過去最大の規模を更新しました。
オンラインコンテンツやオンライン広告の拡大が支えた国内コンテンツ市場では、映画興行やアーケードゲームはコロナ禍前の規模に回復、カラオケはコロナ禍前の7割程度に回復し、スマホ向けゲームは微減となりました。
海外では、アメリカや中国のオンライン市場の割合が高く、日本のコンテンツの進出も好調で、北米での日本のマンガの売上は2.7倍となりました。
今回発表された「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2023 Vol.16【速報版】」は、2022年の日本のコンテンツ市場規模を推計したほか、各分野のビジネスモデルの変化や海外のメディア×コンテンツ市場の規模、推移と動向、日本のコンテンツの進出動向などを掲載しています。